これから引っ越しを考える人の中でも
と考える人も多いのではないでしょうか?
広い部屋というとLDK付きの間取りを思い浮かべることも多いかもしれませんが、
2DKは、ダイニングキッチンとその他に部屋が2つある間取りのことで、面積的には1LDKと同じくらいの広さの場合も多いですが、築年数が比較的古い物件が多いため、家賃的にリーズナブルなもの多い、というメリットがあります。
ただ反対に、おしゃれなインテリアの情報が少なかったり、LDKと比べるとレイアウトが難しいのが難点だと思います。
そこで今回は、この2DKにフォーカスして、3Dシミュレーションのレイアウト例やレイアウトのポイントを紹介したいと思います!
この記事でわかること
- 2DKのレイアウトのコツ
- 実際によくある間取りを例にした2DKのレイアウト
- レイアウトで使用したアイテム【リンク付き】
このレイアウトを紹介した動画
このレイアウトのイメージ
このレイアウトで意識したのは
- 仕事をするためのワークスペースを広く取ったこと
- 独立したリビングがない分、リビングの機能をダイニングやベッドルームに持たせたこと
以上2点です。
特に自宅で集中して作業をしたい人に特にオススメのレイアウトです。
前提とした間取り
今回ベースにするのは、こんな間取りで、ダイニングキッチンの広さは、8帖、 3.6M × 3.6M。2つある居室の広さは、それぞれ6帖、3.6M × 2.7Mの想定です。
このタイプの2DKは、DKと居室を合わせると、全体で20帖あるので、しっかりとした広さがありますが、キッチンや入口と居室の扉や窓があり、その周辺は動線を空けておく必要があるので、実際に家具を置ける範囲はある程度限られてきます。
家具を配置した場合の平面図
これらの前提を踏まえて、こんな感じで家具のレイアウトと動線計画を考えてみました。
この部屋のゾーニングは、DK(ダイニングキッチン)をそのままキッチン兼ダイニングエリアとして使い、
その隣をワーキングエリア、
そしてその奥の部屋をベッドエリア兼リビングエリアとしてゾーン分けしました。
DKのレイアウト&コーディネートアイデア
そしてまずはDKエリアのレイアウトについて
まずは前提となる間取りを確認したいと思いますが、ダイニングキッチンの広さは、8帖、 3.6M × 3.6M で、洗濯機置き場は、その8帖の外にある想定です。
このDKは、全体で8帖ほどなので、ある程度の広さがありますが、部屋の中に玄関やキッチン、隣の部屋に続く扉がある分、実際に家具を置ける範囲は狭くなります。
これらの前提を踏まえて、こんな感じで家具のレイアウトと動線計画を考えてみました。
このレイアウトで意識したのは、ダイニングでもくつろげるようにダイニングソファを選んだことと、ダイニングソファに座っているときに周りのものが気になりづらいように収納棚に背を向けるようにベンチソファを配置したことです。
そしてこの部屋の家具について
ダイニングセットには、イケアのHALVDAN ハルヴダンを選びました。HALVDAN ハルヴダンは、ダイニングとソファの機能が一体になった家具で、ソファと、ダイニングセットをそれぞれ部屋の中に置くと、部屋に置く家具が多くなって、圧迫感が出ることがありますが、HALVDAN ハルヴダンは、1つで2つの家具の役を兼ねることができるので、使う家具が少なくなって、部屋をスッキリとさせることができます。
またダイニングに椅子を選んだ場合、座る時に椅子を後ろに引くので引きしろのスペースが必要ですが、ダイニングソファの場合、基本的には横から回り込んで座るので、その後ろの動線を安定してしっかりと確保できます。
そしてダイニングセットと組み合わせた家具について
ラグには、LOHALS ローハルス、ペンダントライトには、BUNKEFLO ブンケフローを選びました。
BUNKEFLO ブンケフローは、シンプルなデザインのペンダントライトで、シンプルモダン やナチュラルモダンをはじめ、様々なタイプのインテリアに合わせやすいと思います。
そしてダイニングで使うスツールとして、イケアのKYRRE シルレを選びました。
このKYRRE シルレは、シンプルなデザインのスツールで、使わないときは椅子を重ねて、部屋のはじに片付けておくこともできます。
そしてダイニングの収納家具について、シェルフには、無印良品のステンレスユニットシェルフ・オーク材を選びました。
このシェルフは、自分の用途に合わせてカスタムできる収納棚で、引き出しのパーツと組み合わせたり、ガラスの引き戸と組み合わせたりすることで自分の使いやすいようにカスタムすることができます。
引用:muji.com
ちなみにこの収納棚は、ダイニングソファの後ろに配置しているので、家具同士の距離が近くあまりスペースの余裕がないのですが、こういった場所に収納棚を置く場合は、扉付きの収納や引き出しのパーツを上部に選ぶと家具同士の位置が干渉しないので、ソファとの兼ね合いを気にせず中身を取り出しやすいです。
以上がDKのレイアウトでした。
これはダイニングソファを中心に構成したレイアウトなので、他の部屋にくつろぎスペースが作りづらい場合に特にオススメのレイアウトです。
居室(デスク)のレイアウト&コーディネートアイデア
そして次は、DKの隣の部屋のレイアウトについて
まずは前提となる間取りを確認したいと思いますが、部屋の広さは、6帖、 3.6M × 2.7M です。
この部屋は6帖なので、ある程度の広さはありますが、隣の部屋につながる扉や掃き出しの窓があり、その動線を空ける必要があるので、実際に家具を置ける範囲は限られてきます。
これらの前提を踏まえて、こんな感じで家具のレイアウトと動線計画を考えてみました。
このレイアウトで意識したのは、快適なワークスペースを作ることで
2人分のワークスペースをしっかりと確保して、仕事をしている時にそれぞれの存在が気にならないように、大きめの収納棚でスペースを区切って、仕事で使う書類などを保管できるように、大きめの収納棚を置いて収納量を確保できるように家具を選びました。
そしてこの部屋の家具について
デスクチェアには、FJÄLLBERGET フィェルベルゲットを選び、ワークランプには、イケアのFORSÅ フォルソー、デスクは、イケアのテーブルシステムからLAGKAPTEN ラグカプテン / OLOV オーロヴを選びました。
イケアのテーブルシステムは自分の好みに合わせて天板と脚の組み合わせを選べるタイプのデスクで、
イケアのWEBサイトで、プランナーを開くと様々なタイプの天板や脚の組み合わせをシミュレーションすることができます。
デスクの脚に選んだ OLOV オーロヴ は、脚の長さを調節できるタイプなので、その脚の長さを変えることで、デスクの高さを調節することができます。
デスクの高さを調節できると、棚と隣り合わせになるように置いた時に、棚板とデスクの高さを合わせられて、使い勝手がよくなります。
そしてそのデスクと組み合わせる収納家具について
引出しユニットには、ALEX アレクス、シェルフ兼パーテーション として、KALLAX カラックスを選びました。
このKALLAX カラックスはシンプルなデザインのシェルフで、追加のパーツが充実しているのも特徴のひとつで、その追加パーツを使うことで、引き出しや開き戸などの機能を加えることができます。
そしてその他の家具について
シェルフには、BILLY ビリー / OXBERG オクスベリを選び、ステップスツールとして、BEKVÄM ベクヴェームを選びました。照明にはKNIXHULT クニクスフルトを選びました。
BEKVÄM ベクヴェームは、高さが50cmのステップスツールで、これを部屋に置いておくことで、高いところに収納したものを取る時に使ったり、資料探しをしている時などに、座って休むこともできると思います。
以上がDKの隣の居室のレイアウトでした。
このレイアウトでは、ワークスペースを広く取ったので、自宅で集中して作業をしたい人に特にオススメです。
居室(寝室)のレイアウト&コーディネートアイデア
そして次は
奥の部屋のレイアウトについて
まずは前提となる間取りを確認したいと思いますが、部屋の広さは、6帖、 3.6M × 2.7M で、この赤く囲った部分はクローゼットの想定です。
この部屋は6帖あるので、ある程度の広さがありますが、隣の部屋につながる扉や掃き出しの窓があり、その動線を空ける必要があるので、実際に家具を置ける範囲は限られてきます。
この前提を踏まえて、こんな感じで家具のレイアウトと動線計画を考えてみました。
このレイアウトで意識したのは、もうひとつの部屋をワークスペースとしてレイアウトした分、この部屋では、リラックスできるスペースを広く取ったことで、ベッドには、寝ている間以外もくつろぎやすいようなローベッドを選び、ベッドの他に2人掛けのソファを配置してみました。
そしてこの部屋の家具について、
ニトリのダブルベッドフレーム(カイト3 LOW/WH)を選びました。
これはフレームの高さが14cmのロータイプのベッドで、床に座るような感覚で使えて、高さが低い分目線が下がり、天井が高く感じて、部屋が広く見える効果も期待できます。
またこのレイアウトの場合、ソファと並べて配置した分、ベッドと、クローゼットとの間の動線が狭いので、背の高いベッドを合わせて使うと下に置いたものを取りづらくなりますが、
ロータイプのベッドの場合は、クローゼットが隠れないので、動線が狭かったとしても、そこにアクセスしやすいよさがあります。
ちなみにこのベッドのヘッドボードには、2口タイプのコンセントも付いているので、スマートフォンの充電などにも使いやすく、側面が棚になっているので、ここに読みかけの雑誌などを置いておくこともできます。
引用:nitori-net.jp
そして、このベッドと組み合わせた家具について
ベッドトレイには、DJURA ジューラを選びました。
DJURA ジューラは、折りたたみできるベッドトレイで。足の部分は折りたたみできるようになっているので、折りたたんで片付けたり、平たいトレーとして使うこともできます。
また天板のサイズは幅が58cmで、奥行きが38cmあり、
食事をするのに必要な1人あたりの寸法は、幅が60cm、奥行きは35cm〜40cmと一般的に言われているので、幅が少しだけ狭いものの、1人用として、ちょっとした食事を置いておくには十分なサイズがあると思います。
そしてこの部屋のソファには、イケアのLINANÄS リーナネスを選び、GAMLEHULT ガムレフルトというオットマンと組み合わせました。
LINANÄS リーナネスは、シンプルなデザインのソファで
比較的どんなタイプの部屋にでも合わせやすいと思います
またこのLINANÄS リーナネスは
横幅が137cmと2人掛けソファの中でも特に幅が小さいので
この部屋のように360cmほどの広さがあれば
幅が140cm前後のダブルベッドや
幅が160cmの前後のクイーンサイズのベッドと一緒に置くこともできると思います
そしてTVボード代わりに使うベンチには、
イケアのMOLGER モルゲル、その横のサイドテーブルには、NESNA ネスナを選びました。
NESNA ネスナは、どんなテイストの部屋にも合わせやすいシンプルなデザインで、価格もリーズナブルなので、どの家具を選ぶか迷った時に選んでもいいと思います。
そしてこの部屋の照明について
フロアライトには、イケアのDELAKTIG デラクティグ、テーブルライトには、KNIXHULT クニクスフルトを選びました。
KNIXHULT クニクスフルトは、竹材を使った照明器具で、部屋に取り入れることで自然な雰囲気に演出できます。
引用:ikea.com
またこのKNIXHULT クニクスフルトには、小ぶりなサイズがあり、持ち運びしやすいので、テーブルの上に置いて使ったり、ベッドサイドに置いて使ったり、生活のシーンに合わせて移動させて使ってみてもいいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
以上が2DKにワークスペースを広く取ったレイアウトでした。
このレイアウトの特徴は、仕事をするためのワークスペースを広く取ったことと、独立したリビングスペースがない分、リビングの機能をダイニングやベッドエリアに持たせたことです、なので自宅で集中して作業をしたい人に特にオススメのレイアウトです。
ぜひ自分のライフスタイルにあったレイアウトやコーディネートを見つけて、インテリア選びを楽しんでください!
そしてこのレイアウトに使用した家具を以下にまとめました。
気になる方はチェックしてみてください!
使用したアイテム
DKの家具
HALVDAN ハルヴダン(テーブル)
HALVDAN ハルヴダン(ダイニングソファ)
居室(デスク)の家具
居室(寝室)の家具
DELAKTIG デラクティグ
MOLGER モルゲル