
照明はおしゃれな空間をつくるために
もっとも重要と言ってもいいほど大切な要素です
ですが実際に照明を選ぶとなると

と悩むこともあると思います。
そこで、この記事では、照明にありがちな失敗を8つ紹介し、それぞれの改善方法をわかりやすく解説します。
自分の部屋の照明がしっくりこないと感じている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
この記事でわかること
- 照明のよくある失敗
- その失敗の改善方法
- 1 この記事の動画版
- 2 照明よくある失敗①:照明が1つだけ
- 3 失敗②:部屋が暗く感じる
- 4 手元を照らす照明の活用で効率的に明るく
- 5 失敗③:明るいけどムードがない
- 6 ムード照明を追加しよう
- 7 失敗④:照明が眩しすぎる
- 8 失敗⑤:照明の色がチグハグ
- 9 色温度ってなに?照明の色の基本をおさらい
- 10 失敗⑥:不要なものを照らしてしまう
- 11 照明が不要なものを照らす原因は?
- 12 失敗⑦:部屋のテーマと照明が合っていない
- 13 よくある失敗パターン
- 14 解決策①:部屋のテーマを明確にする
- 15 解決策②:部屋の要素と「形・素材・色味」を合わせる
- 16 解決策③:参考になる“キー・ビジュアル”を決める
- 17 キービジュアルを探す時のポイント
- 18 失敗⑧:配線の位置が合わない
- 19 引っ掛けシーリングの位置が合わないとき
- 20 天井照明の位置を調整したいとき
- 21 まとめ:照明で部屋の雰囲気は劇的に変わる!
この記事の動画版
照明よくある失敗①:照明が1つだけ

照明選びでよくある失敗の1つ目が、「照明がひとつだけ」という状態です。
賃貸の部屋などでは、最初からシーリングライト(天井についた円形の照明)が取り付けられていることも多いと思います。
このタイプの照明は光の拡散性が高く、部屋全体を均一に明るくするにはとても便利。でも実は、おしゃれな雰囲気づくりという点ではあまり得意ではないんです。
天井の真ん中から1灯で全体を照らすだけだと、どうしてものっぺりとした、平面的な空間になってしまいがちです。
解決策は「複数の照明を組み合わせる」こと
じゃあ、どうしたらいいの?というと、答えはシンプル。
複数の照明を役割ごとに使い分けることです。

とはいえ、この図のように「照明ってたくさん種類があって、どう選んでいいか分からない」という方も多いと思います。
そこで今回は、照明の役割を5つに分類して、それぞれに適した器具の例もご紹介します。
照明が持つ5つの役割
① 全体を明るくする(ベースライト)
部屋全体を照らすための、いわば「基礎照明」です。
主に以下のような器具が該当します。
-
シーリングライト
-
ダウンライト
部屋に入ったときにまず最初につける照明がこのカテゴリですね。
② 手元を照らす(タスクライト)
作業や読書など、集中したい場所だけに光を届ける照明です。以下のような器具が向いています。
-
デスクライト
-
フロアライト
-
アーム付きの照明器具
角度調整や持ち運びができるタイプが多く、実用性重視です。
③ 強調・演出する(アクセントライト)
飾っている植物やアート、ディスプレイ棚など、「見せたいもの」を引き立てる照明です。
以下のような器具がよく使われます。
-
スポットライト(シーリングタイプやレール付き)
-
ウォールライト
空間に「リズム」をつけたいときにおすすめです。
④ ムードをつくる(アンビエントライト)
空間にやさしい陰影を加え、落ち着いた雰囲気を演出する照明です。
-
フロアライト
-
テーブルランプ
-
テープLED(間接照明)
-
ウォールライト
主に「目線より下」に設置して、直接光が目に入らないように配置するのがコツです。
⑤ オブジェとして空間を彩る(デコレーションライト)
インテリアの一部として、存在そのものが空間のアクセントになる照明です。例えば:
-
ペンダントライト
-
シャンデリア
-
目を引くデザインのテーブルライト・フロアライト
“照らす”というより“魅せる”照明。照明器具自体が主役になります。
照明選びのポイントは「役割」と「バランス」
ここで紹介した5つの役割は、必ずしも1つの器具=1つの役割とは限りません。
1つの照明が複数の役割を担うこともあれば、1つの役割に特化している器具もあります。
大切なのは、部屋の中でどんな光が必要なのかをイメージして、役割が偏らないように照明を組み合わせることです。
解決策は「複数の照明を組み合わせる」こと
照明の失敗例としてよくあるのが、「部屋がなんだか暗く感じる」というケースです。
これは照明の“数”や“配置”が不適切だったり、光の使い方が偏っていることが原因の場合が多いです。
明るさが足りないときのよくある誤解
「暗いなら、今ある照明の電球を明るいものに変えればいい」と思いがちですが、
実はそれだけでは理想の明るさにはなりません。
なぜなら、1か所だけ明るくしても、影が強く出たり、コントラストがきつくなってしまうからです。
しかも、光が直接目に入るような配置だと、逆にまぶしさを感じてしまうことも。
解決のポイントは「照明の数と分散」

暗さを解消する一番の近道は、照明の数を増やすことです。
複数の照明を設置して、部屋全体を立体的に照らすことで、自然で快適な明るさになります。
メリットは次のとおり:
-
光源が複数あると、影が柔らかくなり、空間に立体感が出る
-
全体が均一に明るくなることで、目の負担も軽減される
-
色の印象が柔らかくなり、ムードある雰囲気を演出できる
確かに器具や電球を追加する分のコストはかかりますが、その効果は十分に価値があると感じるはずです。
手元を照らす照明の活用で効率的に明るく
「とにかく明るくしたい」というときは、“手元を照らす”照明を意識して配置するのがおすすめです。
必要な場所にしっかりと光を当てることで、部屋全体の照度を上げなくても明るさを感じられます。
代表的な照明器具

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フロアライト
-
デスクライト
-
ペンダントライト
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クリップライト
-
シーリングスポットライト
-
ウォールライト
例えばフロアライトは、床に置いてコンセントに挿すだけで設置できるので、初心者にも取り入れやすいアイテムです。
また、シーリングスポットライトは、天井の引っ掛けシーリングに取り付けられて、1つの電源で複数の光源を設置できるのが魅力。
光源が足りない賃貸物件などにもぴったりです。
シェードの形や素材で光の印象は変わる
意外と見落とされがちなのが、照明の“シェード”の選び方。
シェードの形状や素材によって、光の広がり方が大きく変わります。
たとえばペンダントライトだと…
| シェードのタイプ | 光の広がり方 | 特徴 |
|---|---|---|
| ドーム型 | 真下に集中 | テーブル面をしっかり照らす |
| 円筒型・開放型 | 上下に広がる | 空間全体を照らしつつ柔らかい光 |
| 透過素材タイプ | 全方向にじんわり拡散 | ガラス・和紙・アクリルなど |
照明が持つ5つの役割

部屋は十分に明るいのに、なんとなく落ち着かない…。
そんなときにありがちな照明の失敗が「ムードが感じられない」という状態です。
原因は“機能照明だけ”の構成かも?
この問題、1灯だけで部屋を照らしているのが原因の場合もありますが、
すでに複数の照明を配置しているのにムードが出ないというケースもよくあります。
その場合、考えられるのは「手元を照らす“機能照明”しか使っていない」ということ。
全体の明るさや作業性を重視するあまり、ムードを演出する照明が抜けてしまっているんです。
ムード照明を追加しよう
解決策はシンプルです。
ムードを演出する照明=“雰囲気照明”をプラスすることで、ぐっと空間の印象が変わります。
代表的なムード照明

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フロアライト
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テーブルライト
-
ウォールライト
-
間接照明(テープLEDなど)
これらの照明は、空間をふんわりと照らすように設計されていて、目に優しい柔らかい光が特徴です。
照明の“配置場所”にもひと工夫
雰囲気を出すうえで、照明の位置=配置場所はとても大切。
おすすめなのは、「部屋のコーナー」に照明を置くことです。

たとえば、部屋の隅にフロアライトを置くと:
-
天井からの照明では届きにくい「暗がり」をなくせる
-
光が部屋の奥に広がり、空間に奥行きが生まれる
-
視線が部屋の奥へ向かい、開放感が出る
スペースがない場合は?
「フロアライトを置く場所がない…」というときは、テーブルライトを家具の上に置くという方法もあります。

たとえば:
-
キャビネットの上に置けば、フロアライトとほぼ同じ高さの光源が作れる
-
下方向の光はやや制限されますが、空間を優しく照らす効果は十分
高さを意識するともっと心地よくなる
ムード照明では**光の“高さ”**も意識すると、より心地よい空間になります。
-
目線よりも低い位置の照明 → リラックス効果
-
上方向に光が広がる照明 → 天井が高く見える、広く感じる

たとえば、上向きのフロアライトを使うと、天井に光が反射して間接的な広がりを演出。
光源が直接目に入らないので、くつろぎ空間にぴったりです。

また、ベッドより低い高さに照明を設置すれば、寝ている間もまぶしさを感じにくく、
間接的な光でリラックスした状態を保ちやすくなります。
テープLEDで手軽に間接照明をプラス
「間接照明は工事が必要そう…」と思うかもしれませんが、
テープLEDを使えば、簡単&低コストで後付けできます。
テープLEDの特徴
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カットして長さ調整可能
-
裏面が粘着テープ付きで、貼るだけでOK
-
調光・調色機能付きタイプもあり、シーンに合わせて雰囲気を変えられる
設置におすすめの場所
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ソファの裏や足元
-
テレビボードの背面
-
ベッド下やキャビネット下

こういった場所にテープLEDを設置すると、自然な陰影が生まれて、
一気に「雰囲気のある部屋」に変わります。
まとめ:「明るさ」だけでなく「雰囲気」も照らそう
明るさは十分なのにムードが出ない原因は、機能照明だけに頼っていることが多いです。
次のようなポイントを意識して、光の質と配置に変化をつけることが重要です。
-
ムード照明(フロアライト・テーブルライト・間接照明)を追加する
-
部屋のコーナーや低い位置に光を配置する
-
テープLEDで間接的に光を足す
これだけでも、おしゃれで落ち着いた空間に一変しますよ。
照明選びのポイントは「役割」と「バランス」
部屋を明るくしようと思って照明を増やしたら、
「なんだか眩しい」「目が疲れる」…そんな経験ありませんか?
これは照明の“明るさのバランス”をとれていないことが原因かもしれません。
照明を増やした結果、逆に眩しい…
これまでの話では「暗い部屋は照明を増やすことで解決できる」と紹介しました。
ただ、光源が増えるほど“光量”も増えるので、
何も対策しないまま照明を増やすと、今度は眩しすぎる空間になることも…。

明るくなりすぎた部屋では、光が目に刺さるように感じたり、
くつろぎにくかったりと快適さを損なってしまうことがあります。
解決策:調光機能を取り入れる
この「明るすぎ問題」におすすめなのが、
調光機能付きのLED電球や照明器具を使うことです。
調光タイプのメリット

-
光源の数はそのままに、シーンに合わせて明るさを調整できる
-
朝はしっかり明るく、夜は柔らかい光に切り替えられる
-
全体をバランスよく照らしたまま、ムードも演出できる
「照明を減らす」は逆効果?
眩しいなら「照明を減らせばいい」と考える方もいるかもしれませんが、
照明を減らすと今度は光が偏って、空間の隅が暗くなることがあります。
結果として「のっぺりした照明」や「落ち着かない部屋」になってしまうことも。
だからこそ数はそのまま、明るさをコントロールするのがベストな選択なんです。
調光以外にもできる工夫
明るさのコントロールは「調光機能」だけではありません。
他にも、次のような工夫で眩しさを和らげることができます。
① 光の“拡散”を意識する
-
シェード付きの照明を使う
-
乳白ガラスや布シェードなど、光を柔らかく拡げる素材を選ぶ
→ 目に直接光が入りにくくなり、やさしい雰囲気に。
② 光源の“位置”に注意
-
目線より高すぎない位置に設置すると、光が目に入りやすくなる
-
逆に目線より低めのフロアライトやテーブルライトなどは、リラックス効果も◎
調光LEDは高い?→それでもおすすめの理由
調光タイプのLED電球は、確かに通常より価格が高めです。
ですが、それ以上に得られるメリットは大きいです。
-
1台で複数の雰囲気を演出できる(明るさ・時間帯を問わない)
-
視覚的な疲れを軽減できる(特に長時間在宅の方におすすめ)
-
気分や用途に合わせて照明の雰囲気を変えられるので、満足度が高い
特に、リビングや寝室など過ごす時間が長い部屋では、
快適さのためにも調光照明への投資は価値があると思います。
まとめ:「光の量」ではなく「光の質」で整える
照明が眩しく感じるときは、単に「明るすぎる」のではなく、
“明るさのバランス”が取れていないことが原因です。
そんなときは:
-
調光できる照明や電球を取り入れる
-
光の向きや素材を工夫して光をやわらげる
-
数は減らさず、シチュエーションに応じて調整する
これらを意識することで、
眩しすぎず、でも快適でおしゃれな照明空間をつくることができます。
失敗②:部屋が暗く感じる
「部屋の明るさは問題ないのに、なぜか落ち着かない…」
そんな時、照明の“色”が空間に合っていないことが原因かもしれません。
よくあるのは「電球の使い回し」や「急な買い足し」
引っ越し直後に急いで電球を買ったり、
他の部屋で使っていた電球をそのまま使ったりすると、
部屋の用途に合わない照明の色を選んでしまうことがあります。
色温度ってなに?照明の色の基本をおさらい

照明の“色”は「色温度(ケルビン:K)」という数値で表されます。
-
数値が低いほど → 温かみのあるオレンジ系の光(電球色)
-
数値が高いほど → 白っぽく爽やかな光(昼白色・昼光色)
色温度は以下のように分類されます

| 色温度 | 色の名前 | 目安(K) | 雰囲気・用途 |
|---|---|---|---|
| 電球色 | 暖色 | 2600〜3250K | リビング、寝室、くつろぎ空間 |
| 温白色 | 中間色 | 3500〜4000K | ダイニング、メイクスペース |
| 昼白色 | 自然光に近い白 | 5000〜5700K | 洗面所、勉強机 |
| 昼光色 | 青白い光 | 6000〜7100K | 作業用、読書、集中したい場所 |


明るさが足りないときのよくある誤解
せっかくおしゃれな照明を取り入れたのに、
エアコンやストック収納に光が当たって目立ってしまう…。
これ、実はよくある照明の失敗です。

照明は「明るさ」だけではなく「見せ方」も大切
照明には「部屋を明るくする」という役割だけでなく、
舞台のスポットライトのように、“光を当てたい場所”を際立たせるという大切な役割があります。
逆に言えば、光を当てたくない場所には照明を当てないのが理想。

照明が不要なものを照らす原因は?
照明を増やしていく中で、目的が曖昧なまま設置してしまうと…
-
エアコンや配線カバーにピンスポットが当たってる
-
日用品を詰め込んだ棚が目立ってしまう
-
散らかっているコーナーが逆に強調されてしまう
といった「見せたくない場所を照らしてしまう失敗」につながります。
解決策①:強調する場所・しない場所を明確にする
まずは、部屋を**“見せたい場所”と“見せたくない場所”に分ける**ことから始めましょう。
-
見せたい場所:アート、植物、インテリア雑貨、壁の質感など
-
見せたくない場所:収納棚、換気扇、配線、エアコンなど
そのうえで、“見せたい場所”だけを照らす照明を選ぶのが理想です。
解決策②:「ピンポイント照明」を追加
照明でメリハリをつけるためには、集光性の高い照明器具を使うのがおすすめです。
代表的な器具には以下のようなものがあります。
● シーリングスポットライト

引用:ikea.com 商品名:KRUSNATE クルースナーテ
天井の引っ掛けシーリングに取り付けるタイプのスポット照明。
角度調整ができるため、飾った絵画や棚上のディスプレイに光を当てやすいです。
● ウォールライト

引用:ikea.com 商品名:NYMÅNE ニーモーネ
壁に直接取り付ける照明器具で、家具が置けないスペースにも設置できるのが魅力。
たとえばIKEAの《Nymåne(ニモーネ)》シリーズなどはシンプルで使いやすいアイテムです。
● クリップライト

引用:ikea.com 商品名:SKURUP スクルプ
もっと手軽に追加したい場合はクリップ式のライトもおすすめ。
棚板やカーテンレールなどに挟むだけで設置でき、
ちょっとしたディスプレイを引き立てたい時にも重宝します。
照明が「部屋を格上げする」ためには
照明を増やす=ただ明るくすればいい、ではなく
どこに光を当てて、どこを“目立たせない”かのメリハリが重要です。
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インテリアの主役にはしっかり光を当てる
-
目立たせたくない場所には光が当たらないよう工夫する
-
集光性のある照明でピンポイントに演出する
この3つを意識することで、視線をコントロールできる照明計画になりますよ。
解決のポイントは「照明の数と分散」

おしゃれな家具をそろえたのに、なんとなくちぐはぐな印象…。
それ、照明のデザインが部屋の雰囲気と合っていないせいかもしれません。
照明は“空間を彩るインテリアの一部”
照明はただ部屋を明るくするための道具ではありません。
空間を演出する「オブジェ」のような存在でもあります。
だからこそ、選ぶ照明が部屋のテーマや他のインテリアと調和しているかがとても重要。
せっかく素敵な家具を置いても、照明がテーマから外れていると全体の雰囲気が崩れてしまうことがあります。
よくある失敗パターン
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引っ越し前の照明をそのまま使っている
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テーマを決めずにデザインだけで選んでしまった
-
家具に合わせたつもりが素材感がバラバラだった
解決策①:部屋のテーマを明確にする
まずは、自分の部屋のスタイルや雰囲気をはっきりさせることが第一歩です。
たとえば…
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北欧ナチュラル → 白木・ラタン素材・やわらかい光
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インダストリアル → 黒アイアン・無骨なデザイン・直線的なフォルム
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ホテルライク → ガラス・メタル・落ち着いた間接照明
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和モダン → 和紙・木・暖色系の光と陰影
など、テーマによって適した照明デザインや色合いは異なります。
解決策②:部屋の要素と「形・素材・色味」を合わせる

照明を選ぶときは、以下のような要素を意識すると統一感が生まれます。
-
壁の色に合わせる → 白い壁なら白系の照明、アクセントクロスならトーンを合わせる
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家具の素材に合わせる → ラタンチェアならラタンシェードの照明を
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形を揃える → 丸いテーブルには丸みのある照明を選ぶとバランスが◎
このように、色・素材・形状の「どれか1つでも共通項がある」だけで、部屋全体がまとまって見えるようになります。
解決策③:参考になる“キー・ビジュアル”を決める
自分でコーディネートするのが難しいと感じたら、
参考になる写真を探して、目指す雰囲気を決めるのもおすすめ。
おすすめの探し方
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InstagramやPinterestなどのSNSで「#インテリア照明」「#○○スタイル」などで検索
-
自分が持っている家具のブランドのカタログやWebサイトをチェック
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インテリア雑誌やショールームのスタイリングを参考にする
特に人気のある名作家具や大手家具メーカーの照明は、使用事例が多いので参考になるスタイリング写真も見つけやすいです。
キービジュアルを探す時のポイント
参考写真を探すときは、照明や家具だけでなく、部屋の「条件」も意識して選ぶと失敗しにくくなります。

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壁・床・天井の色
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窓の位置と大きさ
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部屋の広さや天井高
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生活スタイル(くつろぎ中心 or 作業多め)
こうした要素も含めて全体像をイメージすると、照明選びがグッと楽になります。
手元を照らす照明の活用で効率的に明るく
新しく照明を買ったのに「なんだかしっくりこない…」という経験、ありませんか?
その原因、配線の位置にあるかもしれません。
照明トラブルで意外と多い“配線問題”

特に賃貸物件などでは照明の配線位置を自由に決められないため、以下のような困りごとがよく起こります。
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引っ掛けシーリングの位置とテーブルの位置が合わず、ペンダントライトが“ズレる”
-
コンセントの場所が遠く、延長コードが必要に
-
配線がむき出しになって、空間がごちゃついて見える
ですが、こうした問題はアイテムをうまく活用することで解決可能です。
引っ掛けシーリングの位置が合わないとき

ペンダントライトの吊り下げ位置を変えたいなら、天井にフックを追加するのがおすすめ。
例えば…

-
日軽産業などが販売している「石膏ボード用天井フック」
→ ピンで簡単に固定でき、穴も目立ちにくい
このフックを使えば、照明のコードを任意の位置に移動できるため、テーブルの真上に光を当てたいときにも便利です。
コードが長すぎる or 足りないとき
コードの長さも意外と重要なポイントです。
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コードが短い場合:引っ掛けシーリング用の延長コードを使う
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コードが長すぎる場合:コードリールを使って巻き取ってスッキリ見せる
天井照明の位置を調整したいとき

簡易ダクトレールを使うのもひとつの手です。
簡易ダクトレールとは?
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通常の引っ掛けシーリングに取り付けるだけで、複数の照明を取り付けられる配線器具
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スポットライトやペンダントライトを好きな位置に移動可能
ニトリや無印良品、IKEAなどでも取り扱いがあります。
Amazonではリーズナブルな製品も多く、コスパ重視の方にもおすすめです。
※ 購入前には「耐荷重」や「接続可能なW数(ワット数)」を必ずチェックしましょう。
配線がごちゃついて見えるとき
コンセントが遠いと延長コードや電源タップが増えて、見た目がごちゃごちゃに…。
解決策①:配線モールを使う

配線モールは、壁や床に沿ってコードをスッキリ隠すことができるアイテムです。
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100均やホームセンターでも購入可能
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コーナー用ジョイントがあると、角の見た目も綺麗に収まるのでおすすめ
解決策②:ケーブルボックスでまとめる

電源タップや延長コードをケーブルボックスに収納すると、生活感を隠せて見た目もスッキリ。

例:IKEA「KOPPLA」など
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サイズ:約33×12×12cm(電源タップがしっかり収まるサイズ感)
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開口部が上下にあるため、配線しやすく設置も簡単
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高さ12cm以下のソファやベッド下に収納できる
配線位置の悩みは“工夫”で解決できる
| 悩み | 解決策 |
|---|---|
| ペンダントライトの位置が合わない | 天井フックで吊り下げ位置を調整 |
| コードの長さが合わない | 延長コードやコードリールで調整 |
| 照明を複数使いたい | 簡易ダクトレールを活用 |
| コードがごちゃつく | 配線モール&ケーブルボックスで隠す |
代表的な照明器具
照明選びは奥が深いですが、ポイントさえ押さえれば一気に理想の空間に近づきます。
今回の内容を参考に、「しっくりくる照明」をぜひ見つけてみてください