部屋を広く見せる家具選びのコツ8選/インテリアのコツ

こんにちは!ルームトリップ です!

今回は部屋を広く見せる家具選びのコツを紹介したいと思います!!

家具を選ぶときには、デザインだったり、どんなスタイルにするかも気になるところですが、部屋の開放感や使い勝手も気になるところです。

ですが実際に家具を置いてみると

なんとなく狭く見える…

こんな風に感じた経験はないでしょうか?

人は、天井の高さ、色、家具のサイズや配置など、視覚的な情報を無意識に合わせて部屋の広さを判断していると言われています。そのため面積が同じでも実際より広く感じる部屋となんとなく狭く感じる部屋があります。

そこで、今回はコンパクトな間取りでも快適に過ごすために、部屋が広く感じる家具選びのポイントを8つ紹介していきます 。

部屋の家具を揃えた後からでも取り入れられるアイデアも紹介するので、これから引っ越す方や今のインテリアに満足していない方もぜひ参考にしてみてください。

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POINT.1 低めの家具を選ぶ

コンパクトな間取りの場合、ものをたくさん収納するために背の高い家具を選ぶのがいいと思うかもしれませんが、コンパクトな間取りの部屋を少しでも広く見せたい場合は、部屋の家具を背が低い家具でまとめると効果的です。

立ち上がったときの視線の位置にモノが少ないため、圧迫感を感じづらくなり、目線の位置が下がって天井が高く感じ、視覚的に部屋が広く見えます。例えば、ローテーブルやローベッド、ローソファや座椅子など低めの家具で揃えると、視界の邪魔にならずすっきりとした印象になります。

反対に、高さのある家具を置くと圧迫感が出てしまうので、部屋を広く見せるという観点でいうと、背の高い家具はあまりおすすめできません。

また家具の高さはできるだけ揃えたほうがいいでしょう。家具の高さの凸凹がなくなるだけでも、視覚的な情報が整理されすっきり見えます。

ちなみに、ここまで低めの家具を選ぶ理由を紹介してきましたが、背の高い家具が必ずしも悪いわけじゃありません。ただ背の高い家具は、使い方によって圧迫感が出てしまうため他の家具とのバランスを工夫することが重要です。

例えば、この画像では、背の高い家具は入り口側、背の低い家具は奥の窓側に置いています。こうすることで、奥に目線が抜ける遠近法の効果で、部屋が広く見える効果があります。

また入り口からは、手前が死角になり、背の高い家具が見えないので圧迫感も感じづらいです。

反対に、この画像のように背の高い家具を奥側に置いてみると、今度は、背の低い家具が死角に隠れ、部屋の奥側の棚が迫ってくるような圧迫感が出ます。

窓側に家具を置く場合は、低い家具を選び、視線の抜けを意識することが大切です。

POINT.2 床面を広く見せる

インテリア業界では、床面が多く見えるほど、部屋が広く感じると言われています。目安としては、床面積の3分の2以上は、床が見えている状態が理想とされています。つまりは、家具を置く面積を、床面積の3分の1以下に抑えるということですが生活に必要な家具をレイアウトしていくと、この面積に抑えるのは、なかなか難しいです。

そこで家具選びのポイントになるのが、足つきの家具を選ぶことです。

例えば、この画像を例にすると床面に家具をベタ置きした場合は、抜け感がないため空間が重く見えやすくなります。反対に、足つき家具を選んだ場合は、床が多く見えて抜け感を感じ空間が広く見えます。


特に部屋の主役となるソファなどに足つき家具を選ぶと床から浮いたような状態になり、見える床面積が増えて、空間全体がスッキリとして部屋が広く見えます。

引用:Pinterest

また床を広く見せる方法として、透明の家具を選ぶ方法もあります。透明の家具はそもそも透明なので、ローテーブルなどに選んだ場合家具が透過して、床がそのまま見えます。

ただ透明の家具は、他のインテリアと合わせづらかったりもすることもあるので、自分の選んだインテリアと合わない場合は、無理に取り入れなくてもいいかもしれません。

POINT.3 抜け感をつくる

引用:Pinterest

部屋に「抜け感」をつくることで開放的な印象になり、同じ広さの部屋でも、より広く見せることができます。

この「抜け感」をつくるためには、入口から見て一番奥のコーナーや窓までの間に目線を遮る高さに物を置かないよう、家具の配置を工夫することがポイントになります。

例えば同じ家具を使った場合でも入り口からの視線を遮るように家具を置いた場合と家具を壁に寄せて、視線を遮らないように置いた場合で、だいぶ印象が違います。

右の画像のように視線を遮らないように家具を置くと、入り口から部屋の奥まで見渡せて、部屋の第一印象が、スッキリした開放的なイメージになります。なので家具はなるべく壁際に寄せて部屋の中央の床面が多く見えるように配置してみましょう。

また使う家具の奥行きを合わせることも「抜け感」をつくるポイントになります。

左の画像のように家具の奥行きがバラバラだと、ごちゃごちゃした印象になってしまいますが、右の画像のように家具の前面のラインを揃えることで、スッキリして部屋が広々と見える効果があります。

また「抜け感」をつくるのに、ディスプレイを飾るのも効果的です。

部屋の奥の壁面に絵や写真、パネルなどが飾ってあると自然とそこに目線が集まり、空間に奥行きを感じます。この時に重要なのが、目を惹くサイズ・色・柄など、存在感があるものを配置することです

1つでは存在感を感じないものでも、1か所に集めることで目を惹きつけやすくなります。

ちなみに、ディスプレイのコツとして、三角形を意識するといいと言われています。

このディスプレイのコツのポイントは大・中・小のアイテムを選ぶこと、そして三角形の構図になるように飾ることです。

このように高低差をつけて、三角形の構図をつくるだけでメリハリができて、バランスよくみせることができます。

POINT.4 配色を工夫する

インテリアの配色は部屋の印象に深く関わってきます。

部屋を広くみせるなら、白やライトグレー・ベージュなど明るい色がベースカラーに最適です。

これらの明るい色は膨張色とも呼ばれるように、空間に広がりを持たせてくれます。

床・壁・天井はもちろんですが賃貸物件だと、壁や床を自分の好みの色に変えるのは難しいので、部屋の面積を大きく占める、ラグ・棚・ソファなどを明るい色で統一すると、インテリアにまとまりができて効果が期待できます。

特に元々の床が濃い色だった場合、明るめのラグを選ぶと部屋を広く見せるのに効果的です。また白やこれらの明るい色は、クセが少なく、どんな色とも合わせやすいので、あとから家具や小物で色を足していっても、まとまりやすいので便利です。

また色には前に飛び出して見える「進出色」と、後ろに下がって見える「後退色」があります。進出色は鮮やかな暖色系の色で、後退色は彩度の低い寒色系の色です。この目の錯覚を利用し、後退色を取り入れて部屋に奥行きを出すことができます。

ただしこの効果を期待するには一定以上の面積で後退色を使う必要があるので注意が必要です。

引用:Pinterest

後退色を部屋に取り入れるには、例えば、後退色のカーテンを選んだり、賃貸用の剥がせる壁紙を使って壁の色を変える方法があります。

例えば、こちらの部屋は、寒色系のくすんだブルーを壁の面に取り入れています。部屋に入ったときの視線の方向に後退色を取り入れることで、より部屋の奥行きを感じます。

引用:Pinterest

反対に暖色系の進出色を選んだ場合、膨張して見え、実際の距離より手前に感じられます。

引用:Pinterest

これらの暖色系の色を取り入れる場合は、インテリアの一部に使い、存在感を強調したり、アクセントとして使うのに適しています。

またカーテンに関してのちょっとした小ネタですが、カーテンは、窓に合わせた高さから吊るすよりも天井付近から吊るすと、天井が高く見えて、部屋が広く感じる効果があります。

賃貸物件や既存の住宅の場合は、カーテンレールの位置を変えるのが難しいですが新築の場合は、カーテンレールの位置を検討してみてもよいかもしれません。

POINT.5 大きい家具は壁と同系色を選ぶ

引用:Pinterest

先ほどの話とも繋がりますがコンパクトな間取りの場合、大きい家具は壁と同系色や明るめの色を選ぶのがセオリーです。

例えばソファを例にすると、この画像のように、壁と同系色のソファを選ぶと、壁と同化して存在感が薄くなり、部屋が広く見える効果があります。一般的な住宅の壁の色は、ほとんどが白や白に近い色味なので、ソファもその近似色を選ぶと存在感が和らぎ、広さを感じる空間になります。

引用:Pinterest

反対に、コンパクトな間取りにあまりおすすめしないのが、黒や赤などの印象の強い色です。

色が鮮やかなソファは、カタログやWEBサイト、お店などで見ると魅力的に見えますが、実際に部屋に置くと、これらの色は存在感があり、部屋が狭く見えてしまうことがあります。広い部屋の中に置くのであれば、そこまで気にする必要はありませんが、コンパクトな間取りに置く場合は、できるだけ存在感の強い色は避けたほうがいいと思います。

引用:Pinterest

ちなみに、すでに色の濃いソファを購入した後で、その存在感が気になっている場合は、壁と同系色のソファカバーで覆うとソファの存在感が軽減できます。

そして、高さのある棚を置く場合、この場合もソファと同様に壁と同系色か明るい色を選ぶのがおすすめです。暗い色の家具は存在感があるため、狭い空間にたくさん置くと圧迫感のある印象になってしまいます。また明るい色を選ぶのに加えて、背面パネルがないものを選ぶと、より空間が抜けて軽快な印象になります。

POINT.6 大きな鏡を置く

引用:Pinterest

鏡は、出かける前に服装を確認したり、女性が化粧をする時に使うのが、主な役割ですが、この鏡を上手に使うことで部屋を広く見せる効果もあります。

例えば、壁一面が鏡であれば、その部屋をそのまま映すことができて、もうひとつ別の部屋があるような錯覚をつくることができます。

引用:Pinterest

ただ壁一面が鏡だと落ち着かなかったり、賃貸住宅の場合、壁の素材を変えるのはなかなか難しいので現実的に、部屋に取り入れるには大きな鏡を壁に立てかけたり、イケアのパックスのように扉が鏡になった収納棚を使う方法があります。

このように、大きな鏡を立てかけるだけで、空間が広がって部屋を広くみせることができます。また鏡は、自然光や照明、床や明るい壁が映り込むように置くと効果的です。人は暗いところは狭く、明るいところは広く感じます。

引用:Pinterest

そのため、鏡を窓側に向けたり、照明が映り込むように置くことで、より部屋を明るく広くみせることができます。

引用:Pinterest

また部屋は床面が多くみえると体感的に空間が広く感じ明るい色にも空間を広く見せる効果があります。

なので、この床と明るい壁が鏡に映り込むように意識すると、より空間を広く見せる効果が期待できます。

引用:Pinterest

そして反対におすすめしないのが、ソファやベッドの前に置くことです。この配置にすると、自然に目線の位置に鏡が入るので、部屋の広がりは感じますが、くつろいでいるときに自分の姿が見えて、どうしても落ち着かなくなってしまいます。なので、鏡を置く場合は、目線に入る位置を選びながらも生活スペースにいるときの自分の姿が写らないようにすると、落ち着いた空間になります。

POINT.7 家具は1つで2役

まず部屋の家具は、できるだけ少ないほうがすっきり見えます。極論ですが部屋に何も置かないのが、1番部屋が広く感じる状態だと思います。

ですが実際にその部屋で生活する場合、なかなかそういうわけにはいかないので、普通の生活する上で必要な家具を揃えながら、できるだけ厳選することが重要です。普通の生活する上で必要な家具を揃えながら、できるだけ厳選することが重要です。普通の生活する上で必要な家具を揃えながら、できるだけ厳選することが重要です。

このときに、1つの家具に、2つ以上の役割を与えて家具を兼用することで、部屋に置く家具を絞ることができます。

引用:Pinterest

例えば、家具の兼用でよくある例でいうとソファベッドです。ソファベッドは、その名の通りソファとベッドの機能を兼ね備えた家具なので、「スペースはあまりないけど、ソファもベッドも置きたい」という人にぴったりです。

ただソファベッドは、普通のベッドと比べると寝心地がよくない傾向があります。
なので寝心地を重視したい場合は、普通のベッドを購入して、そのベッドを、ソファのように使うのでいいのかもしれません。またベッドは、収納付きタイプを選ぶことで、チェストの機能も兼ねることもできます。

ただ収納付きベッドは床下の抜け感がなくなってしまうので一長一短があります。ものが多くて収納を増やしたい場合は、収納付きを選び、備え付けの収納に十分荷物が収まる場合は、見た目が軽やかなベッドを選ぶなど、自分の状況に応じて選ぶといいと思います。

また別の例でいうと、デスクとテーブルを兼用する方法があります。デスクとテーブルを兼用すると1つの家具で、ノートPCを使って作業をしたり、ご飯を食べたりすることもできます。


ちなみに、ダイニングテーブルで食事をする際に1人が必要とするスペースは一般的に幅60cm × 奥行き40cmといわれています。これを基準に、使用する人数や使い方を考慮してテーブルの大きさを決めるのもいいでしょう。

またそれよりも一回り大きい 70cm × 70cm にすると食事の片付けをした後にパソコンを置いて快適に作業することもできます。

スクエア型になるので、コンパクトながらも、2人で食事するスペースも十分に取れます。

引用:イケア EKEDALEN エーケダーレン

ちなみに、デスクやテーブルとして兼用する家具で、私がおすすめしたいのがイケアのEKEDALEN エーケダーレンです。
このテーブルは、伸長式なので、テーブルの幅を変えられコンパクトタイプなら80cmと120 cmでテーブルの幅を変更できます。なので、1人で使う場合は、広めの120cmを使い来客がある場合は、座るスペースを確保するために小さめにするなどの使い分けもできます。

また家具の兼用のもう1例ですが、シンプルなスツールは考え方を変えると様々な用途に使うことができます。

普段はテーブルとセットの椅子として使うスツールもソファの隣においてサイドテーブルとして使ったり、ベットサイドに置いて使ったり、また観葉植物や照明を置くなど、ちょっとした台としても使えます。そして、もちろん来客があった時には椅子として座って使うこともできます。このようにスツールはいろいろな用途で使えるので便利です。

POINT.8 照明で奥行きをつける

引用:Pinterest

照明を上手につかうことでも部屋を広く見せることができます。部屋を広く見せる照明のポイントは多灯分散と部屋の角を照らすことです。

部屋に奥行きを出すのに間接照明を取り入れられると理想的ですが間接照明を後付けするのはなかなか大変です。でき上がっている部屋に、後からでも取り入れやすい照明器具でいうとフロアスタンドやテーブルライト、クリップライトなどが挙げられます。

これらの照明器具を取り入れて、床、壁、天井など部屋のコーナーを照明で照らし、陰影を作ると奥行感が生まれ、部屋を実際よりも広く見せることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

家具の選び方次第で、同じような広さの部屋でも広く見えたり、狭く見えたりすることがあります。

今回紹介したコツは、これからインテリアを揃える方にもおすすめですが、今ある家具の並び方を替えるだけでも部屋の雰囲気が変わりまので、気になった方は、ぜひ試してみてください。

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