インテリアレイアウト5つのPOINT
一人暮らしの間取りの中でも最も多いが、6畳ではないでしょうか?
一軒家やマンションの6畳の部屋だと、家具を置いても広々と感じますが、ワンルームの一人暮らしの場合、生活に必要なすべての家具を置く必要があり、レイアウトに悩む人も多いと思います。
そこで今回は、一人暮らし6畳部屋のインテリアレイアウトのコツについて事例と共に語りたいと思います。
POINT.1テーマやメインカラーを決めて統一感を出す
インテリアのテーマやメインカラーを決めることで、部屋に統一感が出てまとまりやすくなります。テーマについて、たとえば「アジアンなスタイルにしたい」 「かわいくしたい」「アメリカンカジュアルにしたい」など、自分の好きなもので大丈夫です。
またカラーについて、なにをメインカラーにするか迷ったときは、床や壁に合わせて色を決めるのがおすすめです。例えば明るい色のフローリングであれば、色みを揃えて落ち着いた開放感のある部屋に。白・グレー系の床であれば、白黒のモノトーンでシックな空間に。部屋の素材に合わせて家具を選ぶと空間に統一感が出ます。
POINT.2 家具は必要最低限
家具は少ない方が部屋はスッキリ見えます。特に狭い部屋の場合は家具を厳選することが重要です。
収納付きのベッドを選んだり、ダイニングテーブルと作業デスクを兼用したり、必要最低限を意識して家具を買い揃えるようにしましょう。
POINT.3 収納量と持ち物を考える
まずは自分の持ち物が、部屋に備え付けのクローゼットに収まるか確認しましょう。
できる限り荷物をクローゼットの中に収納することで、部屋の中の物が少なくなりスッキリまとまります。荷物が収まり切らない場合は、収納家具の追加を検討しましょう。持ち物は住んでいると増えてくるものなので、ギリギリで荷物が収まる場合も追加の収納家具を検討しましょう
POINT.4 家具の高さのバランスをとる
窓の高さや空間の抜けを想定し、どのくらいの高さの家具にすればいいか検討します。
6畳のお部屋を少しでも広く見せたい人は、背が低い家具でまとめると効果的です。立ち上がったときの視線の位置にモノが少ないため、体感的に空間が広く感じます。
背の高い家具を使う場合、使い方によって圧迫感が出るため、他の家具とのバランスを工夫することが重要です。部屋の入口側に背の高い家具を配置すると、奥へ行くにつれて目線が抜ける遠近法の効果で部屋を開放的に演出できます。
POINT.5 平面上でバランスをみる
はじめに購入予定の家具を紙に箇条書きで書き出してみましょう。そしてラフでも構わないので間取りを描いて、想定する家具を平面上でバランスよく配置してみることがおすすめです。
方眼紙に間取りを描いて検証する方法や、シュミレーションアプリを利用するなど、様々な方法がありますが、大切なのは、家具を買う前に全体像を想像すること。家具は一度購入すると捨てるのも一苦労なので、よく考えて検討しましょう。
そして家具の配置は、部屋の家具で一番大きなベッドから決めていきましょう。ベッドの位置を決めてしまえば、あとはパズルのように他の家具をはめ込んでいくだけです。
ただし家具配置の前に、コンセントの位置やクローゼットの開き具合などの確認が重要です。これを怠ると家具配置が終わった後に使えなくなることがあるので要注意です。
レイアウト例
部屋の広さは6畳 約3.6M×2.7Mで想定しています。今回は多くの人に馴染みのある、無印良品の家具でシュミレーションしていきます。
ロースタイル
背の低い家具を選ぶことで、空間を広く感じる「ロースタイル」
狭い空間でも開放感が出て広く感じるため、ワンルームなどの比較的狭い部屋に住む人にもおすすめのスタイルです。
家具は明るい木材で統一。TVボードの隣にベンチを設置して、普段は飾り棚として使いつつ、来客などがあった場合はベンチやローテーブルとしても兼用できます。
ベッドはフレームの脚を外して、ローベッドとして使用。脚を取り付ければ普通のベッドにも戻す事もできます。
ラグを敷いてゴロゴロゆったり、ビーズクッションを置いてカラーアクセントを作れます。ローテーブルは折りたたみのものを選び、必要のないときは片付けて空間を広々と使うことができます。
メリハリスタイル
食べる場所と寝る場所を分けて、生活にメリハリをつけたい人におすすめのレイアウト
ベッドと生活空間の間に、収納棚を配置することによって、ワンルームでも生活空間と寝る場所を分けられます。
間仕切り棚の奥行はだいたい30cmくらいがおすすめです。奥行30cmあれば、マンガは余裕を持って収納できます。
生活空間に、1人掛け用のソファとテーブルを配置したり、ラグを敷いたり、クッションを置くなどレイアウトを楽しめます。
収納重視スタイル
収納棚を壁一面に配置する、荷物が多い人におすすめのレイアウトです。
壁一面の収納はクローゼット、本棚、デスク、TVボードなど、様々な家具の役割を担うことができます。
暗い色の家具は存在感があるため、狭い空間にたくさん置くと、圧迫感のある印象になってしまいます。壁一面を収納棚にする場合は、明るめの色みを使うことがおすすめです。また背板のないオープンタイプの収納を使うことでも、空間が軽快な印象になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回紹介したコーディネートはインテリアの一例です。
6畳の間取りといっても物件によって、奥行き、扉や窓などの配置も違うので、どの6畳部屋でも必ずこの提案が参考になるわけではないかもしれませんが、さまざまなレイアウトが楽しめるのがインテリアの面白さです。
ぜひご自分の好きなインテリアと組み合わせてアレンジも楽しんでください。