今回は部屋がイマイチになる原因とその改善方法を紹介したいと思います!!
雑誌やSNSのおしゃれな部屋を参考に家具を選んでみたけど、なんとなくしっくりこないことや
お店で見て気に入った家具を選んだはずなのにいざ部屋に持ち帰って置いてみると
こんな風に感じた経験はないでしょうか?
このようにおしゃれな部屋をマネしたり、お気に入りの家具を選んだはずなのに、部屋がイマイチ…と感じるときは、それぞれに共通する原因があります。
今回は、そんなときに、よくある原因とその改善方法について、
下記3つのポイントに分解した上で深掘りして話したいと思います!
・部屋の見せ場がない
・見せ場以外の情報量が多い
現状の自分の部屋のインテリアがなんとなくしっくりこない方は、どこかに当てはまるポイントはないかチェックしてみてください!
ちなみにインテリアのコツには家具を大幅に入れ替る必要があったり、部屋づくりをゼロからはじめなければ難しいことも多いですが、
にこだわって、比較的、家具を買い揃えた後からでも取り入れやすいコツを中心に改善方法を紹介していきます!
この記事の動画版
原因 ①配色のバランスがよくない
部屋がイマイチと感じるときによくある原因の1つ目が配色の問題です。
インテリアの配色には、どんな色を選ぶかも大切ですがその割合も重要なポイントです。
インテリアのセオリーとして部屋に使う色は、
とバランスがとりやすいと言われています。
ただ海外のおしゃれな部屋を見て、その配色やアイテムをそのまま部屋に取り入れたけど
なんとなくイマイチ・・・という経験もあるのではないでしょうか?
この原因は、配色の割合にあることがあります。
インテリアの配色には、黄金比率がありその比率とは、
この割合が崩れていると、オシャレな部屋の配色をマネしてみたとしても、なんとなくイマイチ…と感じる部屋になってしまうことがあります。
ちなみに部屋の中では、ベースカラーには床・壁・天井が該当する場合が多く、メインカラーはソファやラグ、カーテンなどの大物アイテム、アクセントカラーにはクッションやディスプレイなどの小物が該当する場合が多いです。
センスのいい海外インテリアを参考にした場合、そもそも部屋が広かったり、天井高が高かったりして、ベースカラーとなる壁や床の面積が大きいことが多いので、この部屋のように、大物家具に濃い色を選んだり、クッションにコントラストの強い色を使ってカラフルにしても、部屋全体で見たときに配色の割合が崩れず、バランスがとれた空間になります。
反対に、日本の住宅の場合、コンパクトな間取りが多いので、ソファやラグ、カーテンなど、面積の広いアイテムにカラーをたくさん使うと、この黄金比のバランスが崩れて、なんとなくイマイチになることがあります。
なのでコンパクトな部屋に、大物家具を取り入れる場合は基本的に部屋の中にある床や壁などの色と同系色を選ぶとまとまりやすく大物アイテムの中のひとつかふたつにメインカラーとなる色を選ぶとメインカラーで20%の割合に近くになり、色のバランスが取れた空間になりやすいです。
配色のバランス・改善方法 リビングの場合
この配色の改善方法について、この問題を後から改善するには
リビングの場合、配色のバランスを整えるには、ソファやラグあるいはカーテンなどが有効です。
例えばこの部屋だと、ソファやラグとカーテンに別の色を使っていて
見方によっては、少しバラついた印象にも見えますが、ソファやクッション、ラグやカーテンの色を変えて、インテリアの色数を絞ってバランスをとるとまとまった印象に変えることができます。
これらの色を選ぶときのポイントは、色のバランスを気にすることと、色をリンクさせることです。
例えばこの部屋の配色の場合、ソファやカーテンは壁の色と合わせているので、部屋になじみ、ラグやクッションは白系から黒系のグラデーションになっていて、ソファやカーテン、壁の他にも照明やTVボードなど、その他の家具とも色がリンクするため全体で調和がとれた見え方になっています。
ちなみに色は、暗い色より、明るい色を選ぶと部屋が広く見えると言われています。
これらのファブリックアイテムは面積が大きいので、広い部屋に使うとき以外は基本的に暗い色より明るい色を選んだ方がいいと思います。
色のリンクについてもう一例少し彩度の高い場合も紹介します。
例えば、この部屋にグリーンのソファとカラフルな柄物のラグを置いてみます。
これらの家具を置いてみると、それぞれの相性はわるくはないもののソファとラグ、壁や床など、家具同士と部屋との繋がりが弱く感じます。
こんなときはクッションやディスプレイアイテムで色をリンクさせるのが有効です。
例えばこんな感じでラグと似た柄のクッションや壁と同系色のクッションを取り入れたりして、クッションやディスプレイの色に、家具や壁や床の近似色を選ぶとそれぞれの色や柄がリンクして部屋全体で調和した印象になりやすいです。
ちなみに今紹介したアイテムの中でもラグやカーテン、クッションは、比較的、後から変更しやすいと思いますが
ソファの場合、カバーの色が豊富なタイプは、それを交換することで色を調整できますが
そうでない場合は後から色を調整するのが難しいと思います。
そんな時は、別売りのソファカバーが役に立ちます。
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例えばこれは、ニトリのマルチカバーですが、ソファに掛けるだけでソファのカバーになり部屋のイメージを変えることができます。
またソファにかけるだけではなくて、しっかりとフィットするタイプのカバーを選びたい場合は伸縮性のあるソファカバーを選ぶといいと思います。
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これはニトリの アーム付きソファ用 ストレッチカバー ですが、伸び縮みして調整できるタイプのソファカバーだと
少しサイズが違った場合でもソファにフィットさせやすいです。
ちなみにニトリには、他にもソファベッド用のタイプなどいくつかの形状に対応したカバーがあり、色も豊富なので
自宅のソファに似たタイプを探すことができると思います。
ただソファの形状によっては、対応できないタイプもあるので、部屋に使う場合はそのカバーが自宅のソファに対応しているか注意してください。
配色のバランス・改善方法 1人暮らしやベッドルームの場合
そして1Kでの1人暮らしやベッドルームの場合、配色のバランスを整えるには掛け布団やまくら、あるいはカーテンなどが有効です。
まずは掛け布団について
例えばこの部屋を見てみると、白系の壁に合わせて家具を選んでいて使う色が少なく、ある程度まとまって見えますが、見方によっては少し寂しく見えて物足りなく感じるかもしれません。
これはメインになるカラーがないことが原因で、こんなときは、布団やラグなどのファブリックアイテムを上手に取り入れると白系だけで単調に感じた部屋の印象をガラリと変えることができます。
ちなみにここで取り入れたファブリックアイテムは、イケアのBRUNKRISSLA ブルーンクリスラという掛け布団&枕カバーセットですが白系でまとめた部屋の中にブラックや中間色のグレーが追加され、モノトーンのグラデーションになり、
白系だけで単調に感じた部屋に深みを加えることができます。
この布団カバーは面積の大きいアイテムなので、これを変えるだけで大幅に部屋の雰囲気が変わります。
この組み合わせの場合、モノトーンカラーで落ち着いた雰囲気ですが、
例えばリラックスした雰囲気にしたい場合はグリーンの植物柄のタイプを選んだり、清涼感を出したい場合は、水色などのブルー系の掛け布団を選んだり、活発なイメージにしたい場合は、イエローを選んだり、アクセントとしてチェック柄を選んだり、どのようなファブリックを選ぶかによって部屋の印象を大きく変えることができます。
またベッドエリアの配色を調節するのに、布団や枕カバー以外にも有効なのがブランケットです。
ブランケットは、布団の上からかけるだけで部屋のアクセントになり、濃い色を使うと部屋の雰囲気を引き締めることができます。
また先ほど話していた布団カバーと組み合わせると配色のバリエーションをより楽しむことができます。
イケアのブランケットには種類やカラーが豊富にあって価格も安価なものが多いので、
春は明るい桜色を選んで、夏は清涼感のあるターコイズブルー、秋は、紅葉の雰囲気を感じる落ち着いたブラウンで、冬はさらに温かみを感じる濃い茶色を選ぶなど、何種類かのブランケットを持っておいて、シーズンごとにその季節にあった色を使い分けてもいいんじゃないかと思います。
またブランケットの場合は、イメージと合わなかった場合に取り替えやすく、汎用性が高いメリットもあり布団と組み合わせて使わない場合は、肩に羽織って使ったり、そのままひざ掛けとして使ったりすることもできます。
またベッドルームにアクセントをつけるにはまくらを追加するのも有効です。
ホテルや海外のおしゃれなベッドルームを見てみると、まくらやクッションがベッドの上に沢山置かれることがありますが、それには装飾的な役割と、寄りかかるときに使う背もたれなどの役割があります。
部屋の中でも寝るためのまくら以外にもいくつかのクッションやまくらがあると、空間の見え方に立体感が出てきて、ベッドの上で、本を読んだりTVを見たりしてくつろいで過ごすときに、クッションに寄りかかったりもできるので、1人暮らしで、ベッドの上がくつろぎの場も兼ねる場合に、特に有効だと思います。
ちなみにまくらやクッションを複数置くときの色選びのポイントは部屋とリンクする色とアクセントになる色
それぞれを取り入れることです。
こうすることで、一部が部屋の色と馴染んで見えてアクセントカラーも取り入れているので、しっかりと引き締まった印象にもなります。
原因 ② 見せ場が定まっていない
部屋がイマイチと感じるときによくある原因の2つ目が
例えばこの部屋の場合、インテリアに使う色を絞って全体的に統一感のある配色にしているので、部屋全体でまとまってスッキリと見えますが、部屋の見せ場がなく、見方によってはなんとなく寂しくも感じると思います。
おしゃれな部屋の作り方!見せ場が定まっていない・改善方法 フォーカルポイントをつくる
この見せ場がないという問題は、フォーカルポイントをつくることで解決します!
フォーカルポイントは、「注視点」や「目を引く点」を意味する言葉で、インテリアでは重要なキーワードです。
このフォーカルポイントは、家具の配置を変えることや特徴となるアイテムをプラスすることでつくることができます。
まず家具の配置について、配置を考えるときに特にこだわるべきところは2箇所あって
ひとつは、入口から見て対角線上の奥のエリアと、もうひとつは、部屋の中でもくつろぐ時間が長いエリア、例えばソファなどから見える面です。
この2つのエリアを重点的に飾ったり、あるいは、すっきりさせることで部屋の見え方を改善できます。
もともとそういったアイテムが部屋にある場合は、配置を変えて、フォーカルポイントに置いてみると見え方がよくなったりします。
また部屋にもともと飾るアイテムがない場合は、ソファやアクセントチェアを置いたり、クッションを追加したり、壁に絵画を掛けたり、観葉植物を飾ってみたり、ちょっとしたアイテムをプラスすると部屋の印象をガラッと変えることができます。
このときに重要なのが、目を惹くサイズ・色・柄など存在感があるものを配置することです。
1つでは存在感を感じないものでも1か所に集めることで目を惹きつけやすくなります。
またソファから見たときのフォーカルポイントについて、最近だとTVを置かない家庭も増えているかもしれませんが、それでもソファの手前にはTVボードが置かれていることも多いと思います。
TVボードにはシンプルにTVとオーディオ機器を置くだけというのでもいいですが、このTVボードにちょっとしたものを飾ってみるとTVをつけてない間も華やかにすることができます。
ただTVで番組や映画などを見るときに集中できるようにTVの横には、たくさんものを置きすぎないように、ある程度置くものを絞って、シンプルにまとめた方がいいと思います。
TVの横に置くアイテムは、例えば、観葉植物や花瓶、あるいはディスプレイ雑貨を飾ってみたり、テーブルランプを置いてみたりあるいは、実用的なものでいうとリモコンラックなどを置いてみてもいいと思います。
ちなみにTVボードにものを飾るときのポイントは、ディスプレイで、よく言われるコツと同じように、三角形を意識することです。
TVやTVボードをこれから用意する場合は、それぞれの幅がピッタリになるように選ぶよりは、TVより少し幅が広いTVボードを選んで、ディスプレイを飾ると、落ち着いた印象になりやすいです。
またTVをそもそも部屋に置かないという場合は、TVの部分を大きめの絵画に置き換えて飾ってみてもいいと思います。
原因 ③ 見せ場以外の情報量が多い
部屋がイマイチと感じるときによくある原因の3つ目が
この問題は、収納のやり方にこだわることや照明の使い方で改善できることがあります。
見せ場以外の情報量が多い・改善方法 収納方法にこだわる
まず収納について
引っ越した当初は持ち物を少なく絞って、インテリアがまとまって見えていたけど、長く暮らしていくにつれてものが増えて、最初とは印象が変わって、収納棚にものを片付けていても
なんとなく部屋がバラバラして見える…と感じた経験はないでしょうか?
こんなときは収納のやり方を少しこだわると、見え方が改善できることがあります。
例えば、雑誌などの本の収納について人によって感じ方は違うと思いますが、雑誌や文庫本など、本棚の中にいろいろなサイズで様々な色の本が増えてくると見え方が雑多に感じることもあると思います。
そんなときに、本を収まりよく片付けるコツとしてよく言われるのは、本をサイズごとに分けることと背表紙の色ごとに分けることです。
こうすることで、それぞれの本がグループごとに分けられて、ある程度整理された印象になります。
あとは裏技的な方法になりますが、背表紙を裏側に向けるという方法もあります。本の裏側は基本的に紙の白色なので、色が統一されてまとまった印象になります。
ただどれがどの本か一目で分かりづらくなるという大きなデメリットがあるので、必ずしもオススメできるやり方ではありません。ただ全体がまとまっては見えるので、部屋に統一感を出したい場合の最終手段として覚えておいてもいいと思います。
また本棚をスッキリさせるには、アイテムをプラスワンする方法もあります。
このプラスワンするアイテムには、例えばファイルボックスが挙げられます。
本棚の中の色のばらつきが気になる場合に、本棚や壁と同系色のファイルボックスを取り入れると、色が調和してまとまって見えます。
ちなみにファイルボックスはこういった奥行きの深いグリッド棚以外にも本棚でも有効です。
ファイルボックスはA4サイズの紙に合わせてつくられていることが多く、例えばイケアのTJENA ティエナは、外寸の高さが30cmで奥行きが25cm
無印良品のファイルボックスは、高さが31.8cmで奥行きが27.6cm
そしてニトリのファイルボックスは、高さが32cmで奥行きが27.5cmです。
なので奥行きの浅い本棚に置くのは難しいですが、イケアのBILLY ビリーなどそこそこの奥行きがある本棚であれば、十分置けるサイズだと思います。
またその他には、本棚をディスプレイに見立ててあえて本を飾る方法もあります。
ぎっちりと本が並んでいるところに、雑誌などの表紙を表に向けて置くことで、後ろにある本が隠せたり、雑誌の表紙がアクセントとして見えたりもします。
この表に飾る本には、部屋にマッチするものを選んだり、自分のお気に入りの雑誌を置いたりしてもいいと思います。また後ろに隠した本に合わせて、同じジャンルの本を選ぶと、その棚にどのジャンルが置いてあるのかイメージしやすくて便利です。
ちなみにここに飾るものは、本だけに限らず、ちょっとしたディスプレイアイテムなど、インテリアの雑貨を置いてみてもいいと思います。
また本を飾るには、そのまま後ろに立てかける方法もありますが、ブックスタンドも有効です。
例えばイケアのRANSBY ランスビーなどを使うとラックに立てかけて、本をしっかりと飾ることができます。
そして本以外の収納について、
棚に置くものの中には、ディスプレイアイテムとして飾りたいものものもあれば、生活感を感じやすいものや部屋のテイストに合わないものなどあまり見せたくないものもあると思います。
こんなときには、収納ボックスが有効です。
収納棚がなんとなく雑然と見えると感じたときに収納ボックスを取り入れると、バラついて見えていた部分がスッキリと片付いて、まとまった見え方になります。
この収納ボックスを選ぶには、色や形、素材などを統一させることがポイントで、例えば横一列を、同じタイプで揃えると全体が整ってスッキリした印象になります。
そして収納ボックスの色は、イケアのDRÖNA ドローナのホワイトを選ぶなど壁と同系色を選ぶと部屋に馴染みやすいです。
また部屋の中にナチュラルな雰囲気を取り入れたい場合は、KNIPSA クニプサなどの自然を感じる素材のバスケットを選んでもいいと思います。
ちなみに収納ボックスは、
ニトリなら収納ケース Nインボックスや
バスケット ライラ3
無印良品なら、やわらかポリエチレンケースや
ラタンのバスケットなど
インテリアの主要なメーカーからそれぞれ独自のタイプが出ています。
各メーカー毎に、収納ボックスや収納棚自体のサイズが少しずつ違ったりするので、これらのメーカーの収納家具を使っている場合は、収納ボックスも同じメーカーで統一するとデザイン的にもサイズ的にもまとまりやすいと思います。
また人によっては、ものを隠すのではなく、しっかりとお気に入りのものを飾って見せたい人もいると思います。
この場合も色をリンクさせたり、グループ分けする方法が有効です。
ディスプレイアイテムをゼロから選ぶ場合には、収納棚全体を塊としてみて、収納棚と同系色のディスプレイを選んだり、部屋の内装や家具とリンクした色を選ぶと全体でまとまった印象に見えやすいです。
ただ見せたいものが必ずしもそれらの条件に該当しない場合もあると思います。
その場合は、本を整理したときと同じように、色や種類でグループ分けして整理するとある程度まとまって見えやすいです。
またそうやってグループ分けしたとしても、色のバラつきが気になる場合は、収納棚の下の段に収納ボックスを置いて一部を隠してみたり、互い違いに収納ボックスを置いてみたり、隠す収納と見せる収納を上手に使い分けると飾るディスプレイのテーマが揃っていなかったとしても全体で見たときにまとまった印象になりやすいです。
ちなみに、ここまでもともと収納家具がある前提で話していましたが、もともとの収納量が部屋に足りていない場合は
イケアのKALLAX カラックスシリーズや無印良品のスタッキングシェルフがオススメです。
この2つは、シンプルなデザインで、サイズも豊富なので部屋に合わせやすく、収納ボックスや引き出しなど、追加のパーツも豊富で後から自分の使い勝手に合わせてカスタムできるのもよいところだと思います。
また収納棚を新たに追加するときのポイントについて、収納棚の色は壁や床と同系色を選ぶとまとまって見えやすいです。
例えば、背の高い家具を選ぶ場合は、壁と同系色を選ぶと部屋に溶け込んで背の高い家具特有の圧迫感が軽減できます。また壁と同系色を選ぶと部屋の中に使う色の数が新たに増えないので、もともと部屋全体でカラーバランスを調整していた場合にそれを崩さずに済みます。
そして背の低い家具を選ぶ場合、こちらの場合も先ほどと同じく壁と同系色を選んだり、あるいは床と同系色を選んだりすると部屋に溶け込んで落ち着いた印象になります。
後から収納棚を追加する場合、素材や色で遊びたくなるかもしれませんが、特別な意図がない場合は、床か壁のどちらかに色を合わせるといいと思います。
それでも色や素材で遊びたい場合は、収納ボックスなどでアクセントカラーを取り入れるのがオススメです。
収納ボックスは、追加したり、片付けたりするのが比較的簡単なので、後からでも部屋の印象を調整しやすいです。
見せ場以外の情報量が多い・改善方法 照明で情報をコントロール
部屋の見え方を改善するには、照明を使うことも有効です。
照明は部屋を照らすために使うインテリアアイテムですが、それだけでなく部屋の奥行きを演出したり、見せたい部分を強調して、そうでない部分を目立たないようにしたり、部屋の見え方をコントロールする効果もあります。
この効果を生み出すには、明るいところと暗いところの対比が必要で、ひとつの部屋に複数の照明器具を置くことで、その対比がつくれます。
この1室多灯にするための照明器具について、間接照明を使うとボヤっとした光で雰囲気がいいですが、建築の段階で計画していないと、なかなか途中からは追加しづらかったりします。
なので後から取り入れやすい照明器具というと
シーリングライトやフロアライト、テーブルライトやクリップライト
この4つが挙げられます。
これらの照明器具を取り入れることで、部屋の中に陰影をつくって奥行き感を演出することができます。
ちなみに、これらの照明で照らすのは、部屋全体やソファの手元など、機能的に必要なエリアはもちろんですが、
部屋の奥行きを出したい場合は、フォーカルポイントをつくったときと同じように、部屋に入ったときに見える奥のコーナーやソファに座ったときに見える奥の壁を照らすと部屋の見え方に立体感が生まれるので、照明は、このエリアを照らせるように配置するといいと思います。
またシーリングライトについて
シーリングライトには、いくつかの種類がありますが、
ダイニングテーブルの上に設置するならカサ付きで指向性のあるペンダントライトを選んだり
リビングで使う場合は、全体を照らせるタイプの照明を選んだり
あるいは、スポットライトタイプを選ぶと、後から増やすことが難しい天井照明の数を増やすことができて、壁にかけてある絵画や棚に飾ってあるディスプレイを照らしたり、TVボードの裏に照明を当てて、陰影をつくってみたり、部屋に対しての一定の明るさは確保しながら、照明をアレンジをすることができます。
またダイニングエリアにペンダントライトを配置する場合、ダイニングテーブルの真上に照明が来るように配置して、高さはテーブルトップから70cmの位置に調整すると部屋全体に光が効果的に回りやすいと言われています。
ただ照明は設置できる位置が固定されていることが多いためテーブルの真上に配置することが難しいこともあると思います。
そんなときは、ペンダントサポーターが役に立ちます。
例えばこれは、パナソニックのペンダントサポーターですが、これを使うことで、照明の配線の位置を変えられない場所でも、半径40cmの範囲内で、ペンダントライトの吊り下げ位置を調節できます。
照明の色温度について
ムードのある部屋をつくるためには、照明の色温度や明るさを調節することも重要です。
ただ照明の明るさや色温度を決めるには、色々な要素が絡むので、どの明るさでどの色温度の照明を選んだらいいか実際に部屋で試す前に判断するのは難しかったりします。
そんな時には、調光できる電球が有効です。
例えばこれはイケアのTRÅDFRI トロードフリというLED電球と調光器のセットですが、これを使うと明るさはもちろん、色温度まで調整できるので、部屋に対して適切な照明の明るさや色温度のイメージがつきづらかったり、シーンごとにあった照明を使い分けたい場合に取り入れるといいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、部屋がイマイチと感じたときに
よくある原因とその改善方法を紹介しました!
インテリアを選ぶには、複雑な要素が絡むので、いい家具を買い揃えたとしてもなんとなくしっくりこないこともよくあると思います。
今回紹介したコツの中で、もし参考になるものがあれば、ぜひとも今後の部屋づくりに役立てていただければと思います。